読んだ記事を記録し始めて2ヶ月が経った
2024年末から読んだ記事を Notion に記録するというのを始めました。
はじめは3日坊主で終わると思っていたのですが、気がついたら3月に入っても続いていていい感じなので、一度ここで経過報告をしたいと思いました。 本当は半年とか1年とかそのくらいのタイミングでやりたいみたいな妄想をしてましたが、やりたいと思い立ったのでこのタイミングでまとめてみます。
読んだ記事
書いてる時点で 227 の記事を記録したみたいです。業務中の特定の技術に関する調べ物などは省いてます。合間の息抜きで見てるものやプライベートの時間で読んだものを基本的に記録してます。多分記録し忘れてるものもあると思います。
記録には Notion の Chrome 拡張と iOS の Notion アプリの機能を使っています。記事の内容は記録したくないのですが、公式の機能だと記事の内容も自動で記録してしまうので、iOS から記録したものは手動で削除しています。いい方法探し中。
情報源
読む記事の探し方ですが、X で流れてくるものをピックアップして読むことが多いです。ただ各種 SNS から基本的にログアウトしてしまったので、読んだ記事からリンクしているものなどを数珠繋ぎに読んだり、クローズドな場所でシェアされたものを読むことも多いです。
良かった記事
ポールグレアムのエッセイ
「ハッカーと画家」の著者として有名なポールグレアムですが、インターネットに公開されているエッセイも多数あり、さまざまな有志の方がそれらのエッセイを日本語訳しています。
去年からポールグレアムのエッセイの日本語訳を片っ端から読むということを始めました。そのうち原文もちゃんと読みたいのですが、ポールグレアム自身がハッカーとしてだけでなく絵を描いていたり哲学を専攻していたりスタートアップ支援をしていたりといろんなバックグラウンドを持っているので、それらを絡めた視点でのエッセイがとても面白いです。
「哲学入門」は、ちょうどウィトゲンシュタインの本を読んでいる時に見たので、また別の視点からの哲学に対する解釈を見ることができて良かったです。
ちなみにウィトゲンシュタインの本自体は以下の記事を読んで買いました。
「中毒性の加速」は最近のショート動画の流行りとかを見ているとより指数関数的になっているように感じますね。この記事が書かれた2010年の時点でも iPhone やインターネットに対しての危機感があったというのが見られたりするのは、こういった少し昔の記事を見る面白さの1つです。
番外編として、エッセイではないですがポールグレアム伝説まとめも面白いです。こういうの好き。
突然ですが、ソフトウェアはアートです アートとデザインの狭間で働く僕たち
ポールグレアムの流れでアートとソフトウェアとの関係について考えていた時にヌーラボのこの記事を見つけて読みました。エンジニアがデザインに手を出すとかそういうことではなく、アートとソフトウェアを関連付けて見るということにも何かの可能性があるんじゃないかと思っています。
メンタルについて語る、普通に
+1
Wired Japan の記事
wired (japan) というと youtube のイメージが強いですが、最近記事も面白いものを書いてることを知りました。Wired japan の書いてる記事は社会情勢と技術を絡めたものが多くてたまに読んでいます。
各人の振り返り記事
1年の振り返りやイベントなどの参加記は、各人の人生の主観的な記録を見られるので面白くてついつい読んでしまいます。
普段文章を書かない人が文字を書くとその人の個性だったりが顕著に現れると思ってます。人のそれを見るのはとても楽しいので、みんなもっと記事を書いてほしいです。
まとめ
春もたくさん読みます。
2024年の振り返り

今年も時系列順にまとめつつ、いくつかトピックをピックアップして振り返りをします。
1年間の振り返り
1月
会社の研修の関係で昨年末まで名古屋に居て、年末に東京に帰ってきました。1月は元の業務に戻りつつ東京の生活を取り戻していく時間でした。1月1日に地震があったりもして、変化の中の区切りのようなものを静かに感じていました。
1月の末には sechack のイベントもあって、色々と刺激を受けたので生活を落ち着けて2月からは何かやりたいなとこの頃は思っていました。
東京は人がいっぱいいて狭くてうるさくてずっと嫌いだったんですが、去年東京で過ごしながらだんだんそれが変わっていて、人混みが個人を溶かして紛れさせてくれることに気づいてから東京に住むのが好きになりました。好きなものもやりたいこともこっちにあって、そうすると暗闇の中で大好きな音楽が鳴っているライブハウスのような居心地の良さを感じます。
2月
今年は一年を通して映画を結構見ていたんですが、この頃に見た「哀れなるものたち」は世界観が大好きでお気に入りの映画でした。ヨルゴス・ランティモスの新作の「憐れみの3章」もその後見に行きました。
あとこの時期に人生で一番美味しい天ぷらを食べました。
2月の後半になると Google Summer of Code (GSoC) の募集が始まって、Chromium をはじめいろんな OSS の募集を読んだりしていました。
3月
3月の上旬には sechack の成果発表会がありました。イベントの終わりに飲みに行ったらトレーナーと自分がトレーニーだった時の話をできて、色々と考えていたことだったりを1年越しに少し消化できたような気がしてとてもいい日でした。
3月の業務以外の時間の多くは GSoC の課題に使っていました。何か時間の使い道があると忙しい休みたいと思いつつ、何もしないでいると心が忙しくなってくるので、動いている方が頭が熱中している分楽なのかなと思ったりしていました。
4月
引越しが決まっていたので、4~5 月にかけて家を探していました。家探し自体も初めてで、東京の土地勘も全くなかったので個人的にとても苦労しました。就活もそうなんですが、家探しも多くの人が人生で通るイベントなのだからもう少し(僕も含まれるくらい)広いスコープの人が快適に行えるものになってほしいなと思いました。こういうとき、「おれがその業界に入ったら技術でそんなのひっくり返しちゃうもんね!」みたいな根拠の無い自信と無責任な気持ちになりますよね。なりませんか?
ひとまず、やりたくないことリストに家探しが追加されました。
5月
GSoC に無事に採択されました。採択された時の話は以下で詳しく書いてます。採択された後の話は後半で触れようと思います。最初の時期は特に引っ越しの手続き周りとこれで忙殺されてました。
6月
無事に引越しをしました。 一人暮らしには十分以上の広さがあって、(前の住処と比較して)静かに過ごせる場所なので、不満もあるにはありますが悪くは無い場所に引っ越せたと思っています。ここが世界で一番安全な場所になるといいな。
あとは、同じフェスに5年越しに行きました。フロアで中学の同級生とたまたま再会してびっくりした。
7月
特別書くようなこともなく、業務でコードを書いて、業務後に GSoC のコードを書いたりする。みたいな時期だった気がします。
あとは、出張先で寝坊をする大やらかしをしました。こういう面をかなり改善してきたと思っていたのですが、まだまだ足りなかったです。周りが尊敬するまともな大人だったので、ちゃんと腹落ちする対応をしてもらえて、しっかりと内省することができました。多分もうしません。
8月
地元に帰りました。 そして地元に帰ったその流れで中学の同級生と金沢に旅行に行ってきました。中学卒業後7年ぶりくらいに会って自分から人に連絡を取ることが基本的に無いので昔の友達との縁が途切れがちな僕ですが、旅行に行ってた時間はすべて中学生の自分に戻っていて、すごく尊く感じました。
なんとなく思い立って行った谷中霊園が蒸し暑くてじめっとしていた記憶。霊園はいいぞ。
9月
言葉探しを諦めてざっくりと言うと、この時期はすごく「疲れて」しまったと感じたので、素直に休みました。休むと言いつつ仕事は普通にしているのですが、少し力を抜いて(過度に手を抜くわけでは無い)時間の流し方をゆっくりとさせました。
同じ研究室で僕がやっていた研究を引き継いでくれている同級生が学会ついでに遊びに来てくれて、研究の話だったり母校の話だったりをしました。
あとはインターン生が職場に来てくれて、普段は同期も入社時期の近い先輩もいますが年齢的には周りと少し離れている環境なので、久しぶりに同年代の人たちと交流ができてとても楽しかったです。今年はインターンの運営には直接関わらずインターン生と一緒に業務を楽しめるという、丁度いい立ち位置と距離感だったのもとても良かった。
10月
誕生日に自分へソファを買ったりしました。住居以外で今年一番お金を使いました。買いに行った家具屋の購入までの体験が最高で、またここで家具を買いたいなと思いました。
3年前、地元にいた時になんとなく行った亀山トリエンナーレで出会った作品がずっと忘れられていなくて、社会人になってお金もある程度余裕ができたので思い切ってその作品を作った方に連絡して作品の一部を購入させていただきました。絵とか芸術とかに強い造詣があるわけでは無いのですが、自分の心を動かしてくれたものと人に、時間をかけてきちんとお金を払うことができたということがとても嬉しくて記憶に残っています。
10月に SHIBUYA ZINE というイベントがあって、そこにその方が来られることを知ったので、勇気を出して会いに行きました。僕の気持ちを100%伝えたいわけでは無いし、それを過度に伝えるのは作品と人に対する過干渉だとも思ったので、少しだけお話しして売られていた ZINE を買い、タコスを食べてそそくさと帰りました。そういう誰かから得た刺激から、僕もまた何か作って表現し伝えようするという僕なりの社会に対するコミュニケーションができるといいなと思った日でした。
あとなんか気まぐれに飲みに行ったりして楽しかった。
11月
東京で働いてる同級生と所属していた研究室の恩師とご飯に行きました。色々と予定が合わず合わずで同級生ともずっと会えて無く、1年ぶりにいろんな話ができて、いい時間を過ごしました。学食が食べたい。
あとは外部の技術系のイベントに久しぶりに行きました。一緒に行った会社の先輩繋がりで他社の方とお話しできたり、以前勉強会で繋がった方とその人に繋げてもらって交流が増えたり、昔すごくお世話になった会社の方が巡り巡って自分とかなり近い仕事をされていることを知って盛り上がったり、その人からの繋がりで近い業界のエンジニアの方とおしゃべりしたりと、とても有意義な日で楽しかったです。傲慢に捉えられるかもしれませんが、誰かを貶すでもなくやっぱ今の仕事が一番面白いなと再確認できた日でもありました。ゆっくりしていた関係で発表の機会を逃したのが唯一惜しいところでした。
12月
REDLINE で FACT を見ました。FACT 自体を知ったのは解散した後で、当時のファンのような熱量はなかったかもしれないけれど、それでも SHADOWS も FACT も聴いてきていたし、まさか自分の人生で生で FACT を見れる瞬間が来るとは夢にも思っていなかったので、めちゃくちゃ感動しました。
中旬には returns があって、いろんな人の元気そうな顔が見れてこっそり嬉しかったです。人との繋がりがより密で、広い年齢幅でいろんなことが起こってるのが、いいですね。
あとは仕事で NA のメンバーが日本に出張してきていて、一緒に飲んだりしました。圧倒的に足りない英語力をアルコールでカバーして、特に若くて僕と歳が近い NA メンバーとめちゃくちゃ喋りました。これをきっかけにより強く連携して仕事できるようになれるといいなと思います。
トピックスごとまとめ
仕事、GSoC、音楽の3つについて取り上げて振り返ります。
仕事
去年は特に研修に関してフラストレーションの溜まることも多かったんですが、今年はそれを自分で動いて解消して、チームにも馴染んできたことでかなり過ごしやすくなりました。
1年目、2年目でまだまだ未熟な僕に対して GSoC や SecHack といった兼業を許可してしっかりと会社側から背中を押してくれるマネージャと室長・部長は本当にいい上司だと感じています。本業でもかなりわがままを言ったり迷惑を日々かけているのですが、そんな僕を上司なりに認めてくれていて、機会を与えつつ僕がやりたいことをやれる環境を作ってくれています。
業務のメンターや周りの先輩たちもこんな僕をチームの一人として迎えてくれてあったかさを感じています。入社してからずっと be the worst なままというか、自分のペースでいろんなことを周りから学ばせてもらっていて自分にとって良い環境です。
特にメンターになってくれている先輩とは今年に入ってより密に連携できるようになったと思っています。最近は TPS や会社自体に対して強い興味があって、メンターとは業務の直接的な話というよりは、考えている抽象的なことを言語化して伝えたり、議論して思考を楽しんだりしています。メンターが僕よりずっと知識と思考の深くて受け皿になってくれるのでめちゃくちゃ面白いです。それ以外にもいろんな機会を受けられるようなアシストをしてくれていてとても助かっています。
マネージャやチームの人たち、同期も含めてこの会社に入らないと出会えなかった面白い人たちに刺激を受けられて楽しいのはいいのですが、特に事務的な方向で迷惑をかけがちなので、もう少し手間のかからない人にならないとな、というのが課題です。。。
もちろん不満もいっぱいありますが、なんやかんやあっても今の環境でやりたいこと・成せてないことがまだまだ沢山あるし、周りでよく見るコロコロと転職するジョブホッパーのような働き方は自分にはどう考えても向いてないので、もうしばらくはこの環境で頑張りたいなと思っています。といいつつ、いい意味で来年何をしているのか分からない状況なので目の前にやってくる機会を楽しめたらと思います。
GSoC
GSoC が終わったタイミングでゆっくりと過ごす時間を作ったので参加期間のことを振り返りできていなかったので、ここで参加が決まったあとの話をまとめようと思います。
僕は5月中旬から9月初めの約3ヶ月の期間で活動していました。期間中は基本的に1週間に1度メンターとのミーティングがあって、そこに向けて毎週進捗を出してくる、というように駆動して進めていました。僕のメンターはインドとデンマークにいたので、お互いのタイムゾーンを見て20時ごろに集まって話していました。メンターとミーティングで初めて話したときは、「君の Proposal クソ長いよ!」と言われました。褒め言葉でしたが、もう少し端的に文章を書けるようになりたいです。
少し話は逸れますが GSoC は他の参加者と交流する機会が基本的に無く、その代わり期間中何度か全体のイベントが企画されていました。ですが、大体日本時間の深夜1時とかから始まるので、そういうイベントには一切参加できませんでした...。僕が参加していた Dart の中でも交流会があったのですがそれも同様に参加できませんでした。GSoC のメインでは無いですがせっかくの機会に参加できず少し寂しかったです。
ミーティングの時は録画やトランスクリプトの記録を残すことは無く、内容は Meeting Note に一緒にメモしたり、やミーティング中にコードレビューをしてもらうことも多かったのでレビュー内容は PullRequest のコメントに残したりしていました。
僕は英会話が全然できないので、Google Meets の字幕を補助に使ったり、英語でうまく伝えられない時は Meeting Note にコードをお互い書いて Dart で会話したりしていました。英語はできないですがプログラミング言語はまだ読み書きできるので、自然言語以外に共通言語があるのはとても助かりました。メンターが補完もAIもなしにゴリゴリコード書いてるのを見て刺激を受けました。
最初の1ヶ月くらいは応募時に出した Proposal をベースにしつつ、とにかく動くコンポーネントを作っては会話する、というのを繰り返していた気がします。コードを書きつつ、最初の Proposal とは実装方針を変えていった方が良いというような話になったので、この先2ヶ月を見据えながら進めていきました。
後半の2ヶ月はとにかく書いて話してを繰り返していました。本業をしているといつの間にか週末になっていて進んでない...ということも多かったので、週一のミーティングがあることでそれに向けてなんとか進捗を出す。ということを繰り返していました。それがなかったらどうなっていたことか...。最終的にはなんとか区切りのつくところまで作れたので良かったのですが、足りない部分や不完全な部分も多くあってまだまだこれからという状態で終わりました。
メンターから毎回もらうフィードバックは凄くて、自分一人では迷ってしまうようなさまざまな点で指針を提示してくれました。There are many ways to do things. という言葉をメンターからは期間中何度も言われました。僕はコードを書くたびに、よりうまくやる方法はないのか?と質問することが多かったのですが、それに対して様々な方法を示してくれつつ、その方法に自ら想いを馳せながら自分のコードを書くように導いてくれて凄く学びになるような体験ができました。
僕のプロジェクトは既存OSSに対してパッチを当てるようなものではなく、新規のパッケージ(ツール)を作るようなプロジェクトだったので、おそらく他のプロジェクトをやっている人と比較するとOSSを読む機会は少なかったように感じます。それでも、メンターが参考実装として提示してくれたのもあって実装の参考に期間中いろんな OSS のコードを読み漁りました。特に Dart の analyzer, test, pub あたりのコアに近いパッケージ群はかなり読んで(参考にして)いました。なので Dart と周辺のエコシステムにもやや詳しくなれたと思っています。実際、期間中コミットすることは時間の関係上なかったですがこのパッケージにこの機能があるといいねみたいな話もしていました。時間ができたらこっちにも手を出したいですね。
英語はちっとも上達してませんが、英語話者と話すという経験は今の業務にも活かせていると感じます。OSSやコードをベースに英語で会話するというハードルが経験を積んだことでグッと下がったと思います。
いま振り返ると悔い残るものになってしまっていたとも感じています。英語も課題ではあったのですが、本業との両立を自分の中でしっかりとできなかったのが大きな心残りでした。体力だったり時間管理だったり色々と足りないものはあったのですが、終わって3ヶ月ほど経って、それを糧にしてより良くなっていこうと今は思っています。
修了後あまりコードに触れていなかったのですが、自分のペースでうまくモチベーションの芽を見つけながら継続的に何かできるといいなと思います。
この場で示しても伝わらないと思いますが、優しくサポートしてくれたメンターのお二人と、根回しせず決まってから急に話を持ち込んだにも関わらず参加を許可して背中も押してくれたマネージャーには本当に感謝しています。ちなみにちゃんと釘は刺されました、すみません。
応募の時の話は以下に書いています。
また、作ったもののざっくりとした話は以下にまとめました。合わせてご覧ください。
成果物は以下です。
音楽
去年は社会人1年目で生活が変わったことにいっぱいいっぱいになってしまって、ライブやフェスにあんまり行けてなかったのですが、今年は積極的に色々なライブに足を運びました。
今年は特に、自分のこれまでの人生を支えてくれた音楽を振り返り回収するようなシーンに多く出会いました。
Straight Up Tour の Dragon Ash の iceman → THE SHOW MUST GO ON → For divers area は親に買ってもらったウォークマンでずっと聴いてた小・中学生時代の自分を思い出したし、 SiM の 20YEARZ で見た The King → Amy → Evolution is Solution → PUNK ROCK iZ COMING の流れは高専生の時 Spotify でずっとイヤホンで流してた大好きな曲たちでした。
その時感じた感情は、あの時イヤホンの中の世界に篭ってなんとか日々をやり過ごして、ライブに行ったその日まで生きていなかったら感じることのできなかったもので、生きてたらいいこともあるんだなあと思いました。といいつつ、いまだに僕の心の一部は 27 club とかに憧れを持ってるので、この先数年はそれくらい何かに懸けて取り組むことができたらなとも思います。
まとめ・来年の抱負
今年も色々あった日でした。こう振り返ると今年はかなりたくさんの人と関われた1年だったように思います。人とのコミュニケーションが下手で、特に去年はやや攻撃的になってそれが顕著になっていたと思います(猛省)。人と関わる機会をいくつも失ってきた人生だと思うのですが、人と環境に恵まれてそんな自分にも手を差し伸べてくれる人たちがいてとても幸せです。
去年の末には生きることについて色々と考えていたのですが、人や技術や音楽やその他の文化に触れて悩みの中心はこの一年で別のものに変わったと思います。
来年は仕事でじっくりと取り組みたいことがあるので頑張って成果を出せたらいいなと思っています。あとはそれと並行して、2年前の二十歳の頃に抱いていた感情と表現に対する執念を再燃させて、何か面白いことができたらいいなと思っています。それを自分の部屋の中に籠らせるのか、外に出すのかはよくわかりません。生活もハッピーにしつつ、いろんなことを楽しめたらと思います。
普段色々と心の中にストックしている分、かなり長い振り返りになってしまいました。来年も沢山書けるような1年にしたいです。良いお年を!
GSoC 2024 に採択されました。

Google Summer of Code (GSoC) とは?
GSoC は OSS へのコントリビュート経験が浅い(or 無い)学生や社会人向けにメンターをつけて OSS コントリビュートを Google が支援するプログラムです。採択後3ヶ月の期間で活動して、無事審査に通れば Google からお金が貰えます。
採択された Proposal
僕は Dart 言語のプロジェクトに参加することになりました。
採択されたのは “Testing documentation comments” という Proposal で、Dart コード内のドキュメントコメント内に書かれたコードサンプルをテスト(analyze, lint, format、あるいは unit test)できるようなツールを作ります。最終的なアウトプットは Dart の新しいパッケージを作ることになりそうです。
Dart では慣習的にコード内にドキュメントコメントとコードサンプルが書かれることが多いのですが、コメントに書くので静的解析等が走らず保守が難しいという問題があります。特に Flutter や pub.get にあるような広く使われているパッケージには膨大なドキュメントコメントとコードサンプルがあり、それらは API ドキュメントとして他の Dart 開発者(パッケージのユーザー)にも広く読まれるので、コードに書かれるドキュメントの品質を高めることはとても重要です。
僕の取り組む “Testing documentation comments” では、そのコメント内のコードサンプルをテストできるようにすることで Dart コミュニティのドキュメントの保守をしやすくし、品質と生産性を高めることが目的です。
実際に僕が提出した Proposal は以下です。(仕事に関する項目は消してます)
Proposal を書く時には以下のようなことを意識していました。
- “Testing documentation comments” は既存の実装の改善や機能追加などではなく新たなパッケージとして機能群を作ることになるので、アイデア自体もかなりふわっとしていました。そのため、課題の背景整理や自分がどこに課題意識を持っているかをなるべく丁寧に説明しました。
- アイデアがふわっとしている = 自分のアイデアや実装してみたいものを組み込める余地がある(と思った)ので、思いついたアイデアや検討したことはとりあえず追記しました。
- どこまでやれるか不明瞭だった(自分の出したアイデアも含めてあまりスコープを広げすぎると GSoC 期間で終わらないと思った)ので優先順位とゴールを細かく設定しました。
- アーキテクチャも自分の中でもふんわりしていますが、ふんわりしているなりにぽんち絵を書いたりサンプルプロジェクトで試行錯誤したりして最低限詰めて、取り組む際の見通しをある程度明らかにしました。
- 自分が社会人(特に海外の学生と比べて期間中のスケジュールがタイト)であることや日本人(英語があまり得意では無い)であることを鑑みて、スケジュールやコミュニケーションなどに関してはなるべく詳しく書きました。
- 拙くて文法のダメな英語で書くといいアイデアを持っていても信頼されないと思うので、DeepL と壁打ちしたりしてなるべく正しい英語で書くことに努めました。(とはいえ英語力も時間も無いので実際は微妙だったと思います)
採択までの流れ
GSoC 自体は過去に参加した SecHack365 などで参加している人がいたことがきっかけで知りました。去年か一昨年あたりに社会人でも参加が可能となったので、機会があれば応募してみたいなと思っていました。
2月末か3月の頭あたりに GSoC に参加する OSS が発表され、各 OSS から Proposal の idea list が提示されるので、基本的にはその中から応募するテーマを選ぶことになります。僕は初めは Chromium などの他の OSS も見ていましたが、普段業務で Dart を書いていることもあってもっと Dart を深く知りたい・Dart を良くしたい気持ちがあり、かつ Idea list の中のテーマに惹かれたので Dart を選びました。
応募する OSS と Idea を決めたら Proposal を書いたりやる気と能力を示すためにその OSS にパッチを投げたりしますが、Dart ではIdeaに関連したcode sample を書くことが推奨されていて、僕も簡単なスクリプトを書き gist にまとめて proposal に含めました。
あとはメンターとのコミュニケーションも重要(と過去の採択者のブログとかを見て知った)なので、とりあえず取り組むIdeaを決めたらそのメンターにメールを送りました。
本当は早めに Proposal に取り組んでDraftをレビューしてもらったりするのが良いと思いますが、僕は締切ギリギリで追い込んで書き上げたのできっちりとしたフィードバックを応募期間中に貰えずに提出することになり、やや後悔しています。
あとメーリングリストもあって、そこでは他の応募者と一緒にオープンな質問を投げることができます。僕は特にオープンに質問したいことも無かったので、他の応募者のメールを眺めて雰囲気を感じたりやる気を出したりしていました。
(メンターやコミュニティとのコミュニケーションは大事なので聞きたいことがあればガンガンメールするのが良いと思います。採択率もその方が上がると思います。特に、採択されれば出した Proposal を元に取り組むことになるので採択後のためにもレビューは早い段階で貰っておくほうが良いと思います。)
Proposal は過去の参加者のブログやproposal を参考にしつつ、ChatGPT とか DeepL に教えを乞いながら書き上げました。
さいごに
日本人の参加者が日本語で書いたブログは応募時にかなり参考にさせていただき、とても助かりました。
社会人での採択は最近始まったこともあって例が少ないと思っています。本業との両立や英語など不安要素は多いですが、無事に終えられるように頑張っていきたいと思います。
2023年の振り返り
あっという間に年末ですね。というわけで今年の振り返りエントリを書いていきます。 今年の年末は予定もなく暇なので、時系列とトピックに分けて書いていこうと思います。
時系列
なんか...あんまし記憶ないっす。自分の生活に関係の無い本業の話は除いてます。
1月
- 髪を青に染めた。
- 成人式があった。
- 5年ぶりくらいに旧友に会えて嬉しかった。
- SecHack365 の締切やら卒論やらに追われていた記憶があります。
- オフラインのイベントデイがあった。
2月
- たしかこの時期くらいに卒論を提出した。
- 友達と卒業旅行に行ってきた。道後、広島あたりで温泉に浸かったりゆっくりしたりしてた。
- SecHack365 の成果発表の締め切りが近づいていて、卒業旅行の移動の夜行バスの中でPCを開いて作業してた。限界すぎる。
3月
- SecHack365 の成果発表会があり、1年の活動が終わった。
- 楽しかったなあ。
- seccamp のフォーラムに「セキュリティとデザイン」という題でLT登壇した。
- あんまり自信がなかったのだけれど思った以上の反応をもらえたので嬉しかった。
- のちにバズったセキュリティ芸人の動画を現地でみていたというのは密かな自慢。
- 裏話を書くと、フォーラムで発表もしたかったけど東京に行く交通費をケチるためというやましい気持ちも半分以上あった。
- 卒業式があった。
- 髪を黒に戻した。
- 会社近くの社寮に引越した。
- 20年近く住んだ実家を出た。
4月
- ロールが学生から社会人に変わった。
- 初めての華金で同期と飲みに行って初めて吐いた。
- 会社の研修を受ける。
- 配属が確定した。
- 9割9分分かってたけど希望部署に配属されてホッとした。
5月
- 配属先のロケーションの社寮に引越した。
- GWの期間を使って生活を整える。
6月
- SecHack365 のアシスタントをはじめる。
- コロナに初めてかかった。
- めちゃくちゃしんどかった。
- 一人暮らしでコロナとか重めの病気に罹る危険性を身を持って味わった。
7月
- 自分の卒業研究のつづきを専攻科に行った同級生がやってくれるかもという話を聞いて嬉しくなった。
- イベントデイってこのあたりだっけ?やっぱオフラインは楽しい。
8月
- microps を存在しない夏休みに取り組んでいた。たのしー
9月
- 祖父が死去したので実家に帰ったりしていた。
- 実家在宅が快適なことに気づく。田舎に別荘が欲しい。ワーケーションってこういうこと?
10月
- 21歳になった。20歳の時との落差を感じて、これが大人になるってことかあと思った。
11月
- 研修のために引っ越した。
- 1年前くらいに諦めた(取り組んですらない)Chromium のコントリビュートをやろうかなーと思い立つ。
- イベントデイで大阪に行ってきた。ちょっとだけ観光もできて満足。
- 自炊を結構頑張ってた。
12月
- SecHack365 Returns に参加した。
- 久しぶりにいろんな人に会えて楽しかった。
- seccamp でお世話になった方にオフラインで会えたのがめちゃくちゃ嬉しかった。頑張ります。
- 朝まで久しぶりに飲んだ。後半の記憶がありません。
- 自分が色々と考えていた方向性が偶発的に定まった気がする。来年頑張りたいことができた。
- 研修が終わって元の仕事にもどるために引越しした。
トピック
髪を伸ばした
今年は人生で初めて髪を伸ばした1年でした。これまでずっと惰性でマッシュ的な髪型にしてた(惰性マッシュと呼んでる)のですが、ウルフが好きだったことと美容院が嫌いだったことが重なって伸ばし始めました。
就職するタイミングでもあったので会社でなんか言われたりもするかなと思っていましたが、周りからもポジティブな意見をもらうことのほうが多くて杞憂でした。当たり前ですが、自分がやりたいと思ってることに対して肯定的な意見を貰えるとかなり嬉しい気持ちになりますね。僕も人のこだわりに気づいて褒めれる人間になりたいと思いました。
とはいえ自分に似合ってるとかは割とどうでもよくて、自分が何をやりたいのかがとても大事だということを改めて感じました。最近は外を歩いててふと自分の影を見た時に見える外ハネのシルエットに密かな幸せを感じています。
あと、髪を伸ばすと乾かすのが面倒とよく言います(言われます)が、風量の強いドライヤーでばさばさーっと適当に乾かす僕にとってはそんなに億劫では無いかもしれないです。むしろ美容院に行くこととか「あー伸びてきたし切らなきゃなー」とか考えることのほうが嫌なので僕にとってはメリットの方が大きいです。
多分今年一番やってよかったことですね。みんなも髪伸ばそう。
社会人1年目
今年から新卒で某社で働き始めました。社会人になって1年生きた感想は、「仕事は辛く無いけど、生活に必要な諸々の作業が辛え」です。僕はこれでもかなりの面倒事を回避することができていると思いますが、それでももうちょっとやさしい世界になって欲しいなと嘆いています。生きるって大変です。
仕事自体はそれなりに楽しくやれてると思います。この一年は考えることが多かったけど、来年はしっかりと腰を据えて頑張れそうなのでもっと頑張っていきます。
引越し * 4
今年は住む場所が4回変わりました。具体的には、
実家 → 社寮1 → 社寮2 → 社寮3 → 社寮2(戻ってきた)
というように基本的に会社都合(研修とか配属)による社寮間の移動でした。そのため、家探しや住民票の移動などの引越しに伴う手続きはほとんどせず、引っ越しに関する諸費用(引越し代、交通費)も全て会社負担だったので引越し4回という割には負担はそこまででした。(とはいえ荷造りなどなど面倒は多かったですが...)
住む場所をコロコロ変えられるのは楽しい反面、己の生きる力(?)が試されるので僕にはやや厳しかったです。
来年には普通の賃貸に引っ越す予定なのでまた引越しがありますが、そのあとは少なくとも数年間はその場所に留まる気がするので、しっかり腰を据えて生活を整えたいと思ってます。30前後あたりになったら地方に引越したい気持ちがある。
総括
今年は仕事のことやいろんな考え事に頭のリソースを持ってかれすぎてしんどかったです。それでも今年中にそれらをある程度整理できたと思っているので、来年は自分の生活を整えつつ、しっかりと腰を据えて自分のやりたいことや生産的な活動になるべく集中していきたです。
来年の抱負
- 引越ししてちゃんと生活を整える。
- 個人的にやりたいと思ってることをちゃんと進める。
- 仕事を頑張る。 の3本で行こうと思います。体調とモチベーションをうまくコントロールできると良いかな。来年も頑張ります。